2011年3月アーカイブ

3月27日

13時/15時/17時/19時30分

〜オルタナティブな家族〜


今年も京都造形芸術大学映画学科  西尾ゼミの上映会を1928で行います。

ぶっちゃけ、上出来の2作品です。

是非、お越し下さい。

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「ラブホテル」監督:坂井圭絵 30分

「ナチョフ同志」監督:村部遼 30分


特別トーク:18時15分〜19時15分

ゲスト:平野勝之


料金:

 作品上映 500円

 トークプログラム 500円


お待ちしてます。

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プロローグ

キッカケはある人の「篠田昇の劇場デビュー映画を上映しない?」の一言から始まった。「リリィシュシュのすべて」など岩井俊二のほとんどの作品を手がける名キャメラマン篠田昇が16ミリフィルムで撮った幻のドキュメンタリー。なんと被写体はストリップ小屋!「それにしても製作のジョウジ川上って凄い名前の人、誰?」 調べてみて驚いた。80年代に山本政志が8ミリ映画『聖テロリズム』を上映し、流山児祥(演劇団)や天野天街(少年王者館)が演出し、伊藤キムら舞踏家が踊った伝説のストリップ小屋「新宿モダンアート」の主だったのだ。こ、こ、これはきっと面白い!

全てはそこから始まった...。

 

wktk vol.5 18禁と8ミリ】

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●参加アーティスト

山本政志(映画監督、「闇のカーニバル」)

平野勝之(AV監督、映画監督、「由美香」)

石橋義正(映像作家、「オー!マイキー」

ジョウジ川上(写真家、「新宿モダンアート」興行主)

早乙女宏美(女優、ストリッパー、「縄姉妹 奇妙な果実」)

鈴木卓爾(俳優、映画監督、「ゲゲゲの女房」)


  

●場所:京都三条アートコンプレックス1928

●期間:3月25日(金)・26日(土) 

●入場料:1プログラム券 一般1200円/学生1000

     1日券 一般/学生 2000

●企画:CINEFOOL 

●企画協力:西尾孔志(映画学科講師)、wktkARTCOMPLEX1928

 

 

wktkとは:

イベント名『wktk(ワクテカ)』とは「期待に胸を膨らます状態」を意味するネット語であり、イベントの正式名称『我らがキネマを取り戻す試み』の略称でもある。

京都造形芸術大学の映画上映サークル「シネフール」が母体となり、大学の外での上映活動を目的する。2010年1月より京都と大阪で大小4回のイベントを行い、延べ500人以上の動員を記録。

現在の映画を取り巻く閉塞感に風穴を開けるため、メジャーとインディーズの境界線、エンターテインメントとアートの境界線、海外と国内の境界線、プロと学生の境界線、そして作り手と観客の境界線を縦横無尽に越境すべく、神出鬼没の《解放区》として活動する。

 

 

●上映内容:

25日(金)18禁ショー

 オトナの世界へようこそ】

 

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『聖テロリズム』(124分/8ミリ)

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動物園の飼育係、天体望遠鏡が趣味の管理人、住人を殺し居座る少女、その殺されて屋上の貯水タンクに浮かぶ独り言の多い死体、出前白黒ショーのカップル、有名になりたい殺人鬼。あるマンションの住人たちを同時進行で描いた本作で注目を浴びた山本政志は、続く『闇のカーニバル』でその名を世間に轟かせた。

 

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『わくわく不倫講座』(120分/VHS

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自身の結婚式と同時に『アンチSEXフレンド募集ビデオ』で共演した志方まみと不倫関係に陥った平野は、二人のプライベートビデオを作ろうとするも、一方的に彼女からの連絡が途絶えてしまう。十年後、そして二十年後、彼女は変わり果てた姿で再び平野の前に姿を現す。二度と戻らない二人の関係に終止符を打つべく、平野はある決断をする。フィクションとノンフィクション、AVと一般作の垣根を超越した平野勝之の大傑作AV。

 

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トーク:平野勝之

 

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『狂わせたいの』(60分/16ミリ)

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『オー!マイキー』で一躍注目を浴びた石橋義正によるカルト・ポップムービー 。終バスに乗り遅れた気弱なサラリーマンが、普段は乗らない最終電車に乗ったことから、不条理極まりない悲劇の連続に見舞われる。70年代歌謡曲にのせて「昭和」へのオマージュに充ちたモノクロ世界

を、京都が誇るアートグループ「ダムタイプ」のパフォーマーが踊り狂う。

 

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トークゲスト:ジョウジ川上 (ストリップ演出家、興行師)

       早乙女宏美(女優、ストリッパー)

写真展:裸的群像展(川上譲治写真展@1928会場内)

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山本政志、じゃがたら、天野天街、伊藤キムらアーティストが関わった伝説のストリップ小屋「新宿モダンアート」の興行主とストリッパーが来場!

 

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『ザ・ストリッパー 堕ちて藍』(60分/16ミリ)

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「新宿モダンアート」という場所をご存知か? 80年代に、山本政志が『聖テロリズム』を上映し、流山児祥(演劇団)や天野天街(少年王者館)が演出し、伊藤キムら舞踏家が踊った伝説のストリップ小屋を。その興行師・ジョウジ川上が製作、劇作家・山崎哲(転位21)が監督、岩井俊二とのコンビで知られる篠田昇(「リリィシュシュのすべて」)がカメラマンを務めた、ストリッパーとアングラカルチャーの貴重なドキュメンタリー&フィクション!

「アナタにとって本番とは何ですか?」

 

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26日(土)【君と僕の距離は8ミリ】

 

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『人間らっこ対かっぱ』(23分/8ミリ)

しあわせな男女が成人式をめでたく祝うその日、浜松に流れる運河の一角で、血を血で洗う抗争が勃発した。その狂躁的争乱の一部始終を、水飛沫と血糊と火薬をまき散らし用水路を爆走する自転車から記録したアドレナリン全開のノンストップセルフドキュメンタリー。

 

『砂山銀座』 (40分/8ミリ)

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浜松の商店街、"砂山銀座"にカメラは入り込む。そこにいる人々や"夜の蝶撲滅"の看板等々、淡々と記録が積み重ねられる。しかし突然、「もうごまかしはいらない」という作者の声と共に、カメラは雨の交差点の真ん中に立ち尽くす。そして、これが俺の表現だと言わんばかりに、作者の生々しい息遣い伝わってくる。

 

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『にじ』 (83分/8ミリ)

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東京から故郷・磐田への旅を描いた初の長編作品。カメラを持った監督は、撮ることの意味を問う自分自身にカメラを向ける。そして、カメラがバイオリンを弾く「じーじ」に出逢ったとき、宝玉の時間が出現する。ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞した鈴木卓爾自主映画時代の代表作。

 

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『街灯奇想の夜』 (7分/8ミリ)

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監督が高校時代に作ったリリカルなアニメーション作品。第一作でありながら最高傑作との呼び名も高い。

『きゅうそくかいおん』(25分/8ミリ)

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『直射月光』 (25分/8ミリ)

 

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トークゲスト:鈴木卓爾(俳優、映画監督「ゲゲゲの女房」)

       平野勝之 (AV・映画監督「由美香」)

今や話題の監督二人。青年期は8ミリ映画の同志だった!当時の話から創作姿勢まで語り尽くして頂きます。

 

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『愛の街角2丁目3番地』(112分/8ミリ

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マサヒロとヨーコはふとしたことで喧嘩別れし、失意のマサヒロはオカマになろうとし、ヨーコはドブ川に住む乞食の仲間になる。しかし思いは絶ち難く、やっと再会した二人は愛を確かめ合うのだが...原作は大友克洋のマンガだが、作者の過激な即興的手法によってそこからどんどん離れてゆき、気がつくと、八ミリ以外のメディアでは絶対成し得ない作者ならではの世界が構築されている。

園子温、鈴木卓爾がオカマ姿で大暴れする怪作!


会場MAP 京都三条アートコンプレックス1928

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京都の[wktk]と神戸の[感覚基地]が
大阪の[CAMPGALLERY]で、
映画の概念からハミ出した「映画」を上映する企画

=『session

第一回は17才でイメージフォーラム大賞を獲った映像作家の佐々木友輔特集です。

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wktk×感覚基地 の新イベント

[session 1] 
 
佐々木友輔特集
「冷凍都市の暮らし、または、
言えなかった好きという言葉も」


カオスサバアブ(混沌郊外)という平坦な戦場。 
秋葉原と茨城県取手。
通り魔だった《彼ら》も見た風景。


茨城県取手市で生活し、
フィールドワークのように、
または日記のように映像詩を撮り続ける作家がいる。

佐々木友輔。

彼のカメラ・アイが見たもの、
その風景が語る物語を、

大阪福島の下町にある小さなギャラリーで、
珈琲を飲みながら眺める。そんな映像展。


3/20(日)
 12〜18時

@CAMP GALLERY(大阪市福島区福島8−3−2)

入場料:500円


展覧会形式/全作品ループ上映/出入り自由

約60分で全ての作品がご覧頂けます

場内では喫茶もございます




index02.jpgのサムネール画像
 ※画像クリックでsasaki yusuke webへ


◇上映作品 (※展覧会形式/全作品ループ上映)◇


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■『カオスサバアブ宣言2010』(3:23)

〈Q:カオスサバアブとは何か? 
 A:混沌郊外。カオスラウンジの従兄弟的な作品〉
 
■『floating view by floating view』(2:01)


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■『千代屋の詩(Ver.2)』(4:09)

〈千代屋店内のドキュメントと、3年間だけ取手に住んでいた
 坂口安吾の『日本文化私観』からのテキストが重なり合いつつ進行する
 映像詩。オニワラボと千代屋商店とのコラボ作品。〉

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■『nocturnal waltz』(3:53)

〈映画「彁ghosts」ダイジェスト〉
 
■『場撮り/秋葉原/2008.07.04』(1:24)

〈場撮りとは、
 後からの映像編集・加工を(タイトルテロップの挿入を除いて)
 一切行わない、即興での映像制作法であり、見ること=受け取ること
 と、そこから思考すること、そして表現することを、
 ほぼ同時にひとつの行為の中で実現する、世界と関係を取り結ぶ為の
 アプリケーションである。〉
 

【ある映画史シリーズ】
=19世紀後半から今日まで、世界各国で数多くの映画が撮られてきた。その映画史を、現代の日本を舞台にしてひとりの映像作家が辿っていくプロジェクトがこの「ある映画史」である。

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■『マン・レイへの回帰』(5:35)

〈原作:『理性への回帰』『エマク・バキア』など、マン・レイの20年代の短編映画〉

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■『リズムOSX』(2:19)

〈原作:ハンス・リヒター『リズム21』〉

■『丹波竹田への旅の追憶』(5:46)

〈原作:ジョナス・メカスの日記映画『リトアニアへの旅の追憶』〉

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■『特別快速の到着』(2:00)

〈原作:リュミエール兄弟『列車の到着』〉

■『JYOBAN ATMAN』(3:45)

〈原作:松本俊夫『アートマン』〉

■『wavegrass』(4:59)

〈原作:マイケル・スノウ『波長』〉


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カメラで「撮ること」がイコール「生きること」だった人が、または時代が、かって本当にあったのかもしれない。しかし私は、そのような実感を持ったことがないし、まるでリアリティを感じない。
いま目の前にある佐々木友輔の作品が自分にとって「リアル」なのは、「撮ること」が「『生きる』を探すこと」だからだ。
西尾孔志(wktk主宰)
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佐々木友輔
1985年神戸生まれの映像作家。東京芸術大学大学院博士後期課程在籍。映像表現を中心に、アートプロジェクトや舞台芸術など様々な領域を横断して活動している。2005年頃から自身の生活の場である茨城県取手市のフィールドワークや映像日記の撮影を通して、郊外の問題に取り組んできた。茨城県に関するあらゆる情報や物語、映像を収集して圧縮した映画『彁 ghosts』や、世界の名作映画を日本のありふれた風景の中で再現する「ある映画史」シリーズ、2008年に起きた秋葉原の通り魔事件と郊外の風景との関連性という仮説を立てて制作した映画『夢ばかり、眠りはない』(UPLINK FACTORY上映)など、映像表現を中心にして、郊外から生まれる新たな表現を模索している。主な上映・展示に、バンクーバー国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、ロンドン映画祭、平山郁夫賞受賞顕彰展「デジャメーヴユ 既/未視感」、個展上映「新景カサネガフチ」(イメージフォーラム・シネマテーク)など。


同時上映(インスタレーション)

『Re:な裸べるだけ 06-11remix』

監督:高木駿一(感覚基地主宰)
映像作家・高木駿一の企画により06年から連作されている同時多発日記映画『な裸べるだけ』は、九人が同期間に撮りおろした日記映像を"並べるだけ"、という作品。今回は記憶を"意図的に"混在させたremix版。