2013年8月アーカイブ

映画『ソウルフラワートレイン』に寄せられたコメント

 50音順】

相田冬二さん、朝倉紀行さん、阿部嘉昭さん、天野千尋さん、石橋義正さん、今泉力哉さん、ヴィンセント秋山さん、大寺眞輔さん、梶研吾さん、金井純一さん、香山リカさん、小林政広さん、佐々木敦さん、篠原哲雄さん、水藤友基さん、鈴木卓爾さん(NEW)、手塚るみ子さん、花房観音さん、羽生生純さん、濱口竜介さん、林海象さん、ファーストサマーウイカさん、益山貴司さん、松江哲明さん、三宅唱さん(NEW)、渡辺一志さん、わたやなべりんたろうさん

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●相田冬二さん(ライター)

西尾孔志監督の「ソウル・フラワー・トレイン」は傑作である。かなしみと、よろこびの配分が絶妙で、フィクションとリアルの相互乗り入れに、きらめく祈りがある。往年のプログラムピクチャーの善き定型を軸に据えながらも、人生におけるあらゆる選択に「YES」という肯定を与えてゆくさまに、颯爽果敢な現代性が波打っている。万歳!

 

●朝倉紀行さん(作曲家)

久々に泣けました、素晴らしい!!

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●阿部嘉昭さん(評論家)

どこへもってゆかれるかわからない流れのなかで次第に父娘が、大阪がゆっくり息づいてくる。映画そのものが魂を盛ってはしる花電車だ。いわないことと、いわないが知っていたこと。それらが心ときめく空間と時間をつくりだす。


天野千尋さん(映画監督)

あの大阪を訪れたときに感じるムゥンと濃い空気!

人の距離や、熱量や、視線や、言葉にし難い大阪の匂いがスクリーンを通してもジワリ伝わってくる。
これは大阪の髄を知る人にしか作れない、正しい人情映画だと思う。


●石橋義正さん(映像作家)

映画への愛、大阪への愛、人間への愛が溢れ出している。大切にしたい作品


●今泉力哉さん(映画監督)

映画の中でさまざまな映画について触れる時、どうしても敷居の高さというか、『あーそうですか、あなたは映画お詳しいのね』と監督に言いたくなるんだが、西尾監督、そして素晴らしい俳優、平田満がいくら映画を引用しても、嫌味がないどころか、素直に、得も言われぬ感動が押し寄せてくる。最初から最後まで一貫して流れている、ふわふわ感、暖かみ。大傑作とかじゃないんだけど、あぁ、必要な映画だなぁ、と思った。優しいひとなんだろな、西尾さんは。一年間だけ住んでいた大阪に、新世界に、くしあげ屋に、スマートボール屋に、将棋の店に、あの近すぎてうざったい人々に、会いに行きたくなった。

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●ヴィンセント秋山さん(ライター)

映画とかを観ていて、 「ああ、もー、そんな余計なことをするから、ろくでもないことが起きるのに...」ってドヨーンとする場合がある。  それはだいたい、世の道理でもあるけれど。 知らなくてもいいこと、知っちゃったり、 見なくてもいいこと、見ちゃったり。 そしてジワジワと危うい方向に進み、やがて救いのない結末にミシミシと飲み込まれる...そんな「映画」。まあ、そんな映画も有りっちゃ有りなんだけど。  でもこの「映画」は違った。 お父さんが、娘に会いに行く話だ。 ジリジリするし、心も痛くなる。 実際に娘のいる身としては... 父親としては... 観てられない。 でも...... それだけじゃなかったから、ホント、素晴らしい。  危うくて、心苦しくて、そして美しく、気持ちのいい映画でした。 ......ソウルフラワートレイン。


●大寺眞輔さん(映画評論家

面白い!ベタベタな人情劇を一切ベタさのない古典的な意味で洗練された見事な演出ぶりで見せる、だからある意味で今の日本映画とは対極的な位置にある本当に楽しく面白い映画!『ソウル・フラワー・トレイン』こと『喜劇・浪速の花電車』。フラッと入った映画館でこんなの見れたら1日最高の気分になれますね!  

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●梶研吾さん(映画監督/漫画原作者)

そもそも。ハートフルとか。ハートウォーミングとか。そういう言葉は好きじゃない。『ソウル・フラワー・トレイン』。

おお!これこそが!ハートフルなんかじゃない。ソウルフルなキャラクター達が。キラキラと光り輝く。女優陣の輝きを見よ。平田満さんの輝きを見よ。

派手さはなくとも。きらめくような邦画らしい邦画が。ここにもまだあったのだ。


●金井純一さん(映画監督)

魅力的なキャラクター、奏でる演技のアンサンブル、スクリーンで見れて最高でした!

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●香山リカさん(精神科医)

濃い。暑苦しい。人生あふれすぎ。でも、「すばらしい!」とやみくもに叫びたくなる。

 

●小林政広さん(映画監督)

一体この低い目線は何なのだろう? 大分から大阪へと娘を訪ねてきた父親が、船中で娘と歳の近い女の子と出会い短い旅が始まる。

娘との再会。そしてストリップティーズと花電車。節度ある描写が生きている。細心に繊細に大らかさを謳う! こんな映画を待ってました!しかし、関西弁て、ええなあと、初めて思った。これは、『喜劇 東京の田舎っぺ』ならぬ、2013年版「喜劇 大阪の田舎っぺ」だ!

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●佐々木敦さん(批評家)

大好きなロビン西の名作マンガが、これほどチャーミングに映画化されるとは!

大阪というリアルソウルシティを舞台とする、せつなくも微笑ましい人情ファンタジー。

平田満の名演はもちろんだが、金髪→黒髪と変身する真凛の魅力に心底ノックアウトされた。

逞しさとおおらかさの背後に脆さと繊細さを隠した、コケティッシュ極まりない彼女の表情は、そのまま大阪の表情でもある。

こんな愛すべき街と人々の映画を引っさげての西尾孔志監督の帰還を、心から祝福したい。


●篠原哲雄さん(映画監督

大阪ならではのぶっ飛んだユーモア。お調子者の暗躍。見栄っ張りとうらはらな小心。

情にほだされない、あっと驚く「おひかえなすって」。こんな大阪を観てみたかった!

平田満さんの底力に感服。女優たちの意気込みに拍手。


水藤友基さん映画監督、CO2第5回助成監督)

開始一分でいい映画だと思ったらそのとおりだった。

真凛という女優さんが、輝きまくっていた。

西尾さんぽくない素敵すぎる映画だと思ってたけど、

いい女ばっかり出てくるのは、やっぱり西尾さんぽいのだ。


●鈴木卓爾さん(映画監督、脚本家、役者)

街の映画でした。街の深い部分を慕って描く、街へのラブレターの映画でした。
そして、女達のきりっとして美しい事。声音のすべりの軽やかな事。
平田満さんの演じる、娘に会いに都会へと出て来た日本のどこにでもいるお父さんは、寝転び見上げて顔をほころばせ、怖い夢を見て汗をかき、見知らぬおじさんについていく、
どれもこれも愛らしく、当たり前なしぐさではっとさせます。「世界お父さん映画史上」でも稀で、圧倒的な存在感でした。
夢のようなカラーで現実を映画へと染め上げ、尚も強い親密な緊張感を持続させる西尾孔志監督の映画、
これからももっともっと見たい!

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●手塚るみ子さん(プランニングプロデューサー)

娘というのは父親に隠し事をするもんだ。父親は娘に理想を追うもんだ。娘のリアリティを突きつけられ、傷つき腹立ちながらもやはり父親は娘を受け入れ励ます。そして娘はそんな父親をかけがえのない味方に思う。映画を観終わって亡き父のことを思い出した。それだけでもいい映画と言えるかもしれない。

迷惑をかけつつも実は父を誰より頼りにしている全国の娘さんは観るといいかも。そしてあらためて「お父さん、ありがとう」の想いに浸れる映画です。『ソウル・フラワー・トレイン』オススメします。

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●花房観音さん(作家)

タイトルの意図に驚愕。親ってなんてめんどくさくて恥ずかしい存在なんだろうと思うけれど、大阪の下町の光景と共に、それはとても懐かしく、まさに「ソウル」な感情を湧き起こしてくれた。大阪のあのへんのどうしようもなさと、親という存在のどうしようもなさに懐かしさを覚えてしまうのは、私が、いや、人はやはりどうしようもない阿呆なもんやということなのか。主演の平田満さんが、とても素敵でした。

「ソウル・フラワー・トレイン」というタイトルに惹かれて、ゆるふわ乙女たちが映画館に足を運び、知らない世界を目の当たりにして驚愕するがいい。

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●羽生生純さん(漫画家)

この映画ではみんなが「世話」を焼く。旅慣れぬ父に見知らぬ男が「世話」を焼き、娘と同年代の女性が父に観光案内の「世話」を焼き、娘は父の「世話」を焼く・・・

しかし「世話」にはそれぞれの「思惑」が裏打ちされている。相手から搾り取る「思惑」、相手を思いやる「思惑」、ひと言では表せない「思惑」・・・

その「世話」が箱の中に隠された「思惑」をさらけ出してしまうこともある。

だがそれでもみんな相手のため、そして自分のために「世話」を焼く。「要らぬお世話」と思われようと、知りたくない現実を突きつけられようと。

その焼かずにいられない「世話」を人は「人情」と呼ぶ。

 

●濱口竜介さん(映画監督)

油断するのがいい。郷里から出て来た父を迎える娘、などという設定からただのホームドラマなどと思っているのがいい。

平田満演じる父親の愚鈍さを笑うのもよい。ホームドラマのひび割れから、映画が襲いかかって来るのだから。

そのとき観客は不意をつかれ、涙することになる。だから、油断するのが正しい。西尾孔志の術中にはまるのがよい。

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●林海象さん(映画監督)

ビックリした!この映画のもつ美しさ!は何処からくるの?なんで出演してる女性がすべてが美しいの?きっと監督とスタッフの<>ソウルが美しいからでしょ!映画を何故創るのか?その答えと発動が、この映画にはありますねん!


●ファーストサマーウイカさん/BiS(アイドル)

シンプルなストーリーの中で個性的な登場人物がいきいきとしていて、ほっこりする。全体はPOPでありながらも、私自身の故郷でもある大阪の情景と平田満さんの哀愁あるお芝居が合間って、ふいにこみ上げるものがありました。あたたかい素敵な作品です。


●益山貴司さん/子供鉅人(劇作家・演出家)

くしかつのソースまみれの大阪やけど

どろソースに咲く花もあるのです

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松江哲明さん(映画監督)

大阪のいい匂いがする本作は、いつか『男はつらいよ』と同時上映で見たい。たとえばトビタの名画座で。


●三宅唱さん(映画監督)

今東京で見ることができる映画の中で、もっとも充実した時間を過ごすことができる映画です。

東京大阪のみならず、大小問わず多くの街で広く長く続くようなトレイン上映になってほしい、そんな世の中であってほしい、と思います。


まずファーストカットで流れるある音色が個人的にとても好きで、できればもう一度ききたいと思っています。

それから冒頭、喧嘩した子どもをなだめる金髪女あかねのあの台詞も、はっきり覚えていますが、もう一度ききたいです。

そしてやっぱり、でてくる人物たちをまた丁寧に見たいです。ステージに上がる直前のあの子の顔、ステージに上がったあの子をみるあの人の顔、ステージうえのあの子とあの人をみる、あの子の顔。いいものをみることができました。

また、いろんな瞬間がとても美しいものとして思い出されるのですが、はて美しいだけだったろうか、もっと価値ある「汚さ」「俗っぽさ」を少し見逃してしまったのではないか、それをまたちゃんと見たいです。

とにかく、胆力がなければ撮れない映画で、さらに技術もなければ撮れない映画だと思いました。


 ●渡辺一志さん(映画監督)

マンガ版も好きだけど、映画版もすごくいいです。また大阪へふらりと行きたくなりました。

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●わたやなべりんたろうさん(監督・ライター)

森崎東監督を敬愛する西尾監督らしい人情劇。

ペーソス溢れ、市井の人を見つめる視線が優しい

8/15現在、コメントとして頂いたもののみ掲載)

 

皆様、本当にありがとうございます。

【「ソウル・フラワー・トレイン」劇場公開記念イベント!!】

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映画公開を先駆けて・・・
縁の方々を招いて一夜限りのスペシャルイベント!
「ロビン西ナイト」の開催です!!


ロビン西の魅力、頭の中、その人物の真相に迫る!?
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8月23日(金) 場所:阿佐ヶ谷ロフトA


映画「ソウル・フラワー・トレイン」上映記念イベント

『今やらいでか、ロビン西ナイト!』


http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/17739

時間:OPEN 18:30 / START 19:30
料金:前売¥1,500 / 当日¥2,000(共に飲食代別)

【出演】

ロビン西(マンガ家)

寺田克也(イラストレーター)

伊藤ガビン(編集者)

湯浅政明(アニメーション監督)

ばばかよ(マンガ家)

天久聖一(マンガ家)

タナカカツキ(マンガ家)※ビデオ出演

あきやまさん(三鷹に住んでる普通のひと)

【チケット予約】
・阿佐ヶ谷ロフトA 店頭にて電話予約(TEL:03-5929-3445)
・ローソンチケット【Lコード:34232】
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チケット予約受付中ですので
是非遊びに来てくださいませ~♪