2011年12月アーカイブ

2011年、ブログの更新にムラがあったので、総まとめ!

再録もありますのでご注意。


1/9 『M☆3 こいのいたみ〜come on! ITAMI〜』伊丹アイホール(兵庫・伊丹)

杉原邦生演出

 

2011年はそれまで熱狂した事が無かった「演劇」に、思いもよらず傾倒した1年だった。それは杉原邦生という若者の名に始まり、終わる1年でもあった。彼の鋭い現実認識と強固な反骨精神、そして人を喰ったようなポップセンスは、KUNIO08 椅子」「09 エンジェルス・イン・アメリカ」(共に演出)木ノ下歌舞伎「夏祭浪花鑑」(美術)などの舞台や、数々のトークゲストでもって関西演劇界の中で異彩を放っていた。僕も『ノールス01』というトークイベントで宮沢章夫、上田誠との鼎談を依頼した。杉原演出初体験となったこの舞台は、赤塚不二夫の漫画や大島渚のアイドル映画のようにただただ無意味(ナンセンス)で出来ていて、ラジカルで、カッコ良かったのだ。

 

1/12 演劇鼎談@『とまる。』

高田さんと杉原邦生さんも橋本裕介さんロマンポップ沢大介さんと3時間半も喋った。杉原邦生さんも橋本裕介さんもクレバーな人だった。沢大洋さんは熱い人だった。凄く良い刺激を貰った。

 

1/29「さよならゲーリー」カンヌ映画祭批評家週間グランプリMyFrenchFilmFestival.com

ナシム・アマウシュ

http://www.damdamtuushin.com/nishio/2011/02/20110209nassim-amaouche.html

 

2/4 青葉市子、oonoyuuki@アバンギルド

も~素晴らし過ぎて時間止まった!!アンコールは『カメムシ大行進』て脱力即興曲で愛あるエンディング() 20才くらいとは信じられないな!気になったらググってマイスペ聴いて下さい

 

2/12 ハイバイ『投げられやすい石』

衝撃でしばらく席から立てなかった......。山田はいい奴だ。山田は俺やアンタだ。ただ山田と一緒に途方に暮れるしかないじゃないか...。劇中人物なのに、佐藤の事を考えている。佐藤は俺やアンタの一つの可能性でもあるし、せっかく忘れていたのにヒョッコリ現れたアイツでもある。アイツ今、何しているか......。それにしても何と説得力のある舞台美術か。あの凄い小道具、ヒッチコックかよ。

 

2/14 バンタムクラスステージ『ジャック・モーメント』@芸創

細川さんのシナリオと演出にマジ痺れた。叙事詩のようなマフィアの物語を、劇画的な台詞と鮮やかな場面転換の連続、照明と音楽の圧倒的なエモーションで魅せる!感服!だが、余計に実力のある役者不足が目立ってしまう大阪の現状が悲しい。きっと別の大阪の劇団なら役者不足なんて思わなかっただろう。それほど今の細川さんの潜在能力は高いとこまで来てる。分かりやすく言えば、今すぐ金の取れる作家だと言うこと

 

2/17 テフノロG「テレコム戦隊テッテレー」京都学生演劇祭

凄い3人。こんな凄い顔の芸達者な3人娘が集まった1億分の3の奇跡。つか学生とは思えない顔芸。プロだろ!てか天才過ぎて腹筋痛い。本当は、昭和のベテラン芸人じゃないのか?彼女らはアラフォーじゃないのか?テフノロ師匠と呼ぶべきじゃないのか?ファンになりました。

  

2/26 KUNIO『椅子』@名古屋うりんこ劇場

怖いもの知らず()【偉い人()に怒られちゃうことやっちゃう?っぷり】が爽快。楽しい以外ナ~ンにも残らないこの「不条理な」軽さを、受け入れるかどうか。僕はアリでした。あの馬鹿馬鹿しさから二人芝居の凄味へもって行く点でブレてない。

 

3/11 ジョニートー最新作『単身男女(原題)』@アジアン映画祭

震災の夜に暢気な映画を観た。ジョニートー監督の『ニーディングユー』や『ダイエットラブ』などソフィティスケイティド・コメディの系譜に、また新たに素敵な作品が加わった喜びを静かに噛み締めた。

 

3/13 『BABY-Q 私たちは眠らない』名村造船所跡地(大阪・北加賀屋)

東北大震災の2日後に観た。おそらく震災による演出の変更は「無かった」と推測する。巨大なビニール袋で出来た、黒い津波に飲み込まれる女子高生のシーンがあった。偶然に。その横ではレースクイーンが「閉店セール」という旗を振っていた。そこから現在まで、日本は閉店セールが続いている。まさに黙示録のような舞台だった。

 

3/25、26 『wktk vol.5 18禁と8ミリ』アートコンプレックス1928(京都・三条)

手前味噌だが、京都造形の学生数名と不定期に開催している上映イベント。この後『監督失格』で話題となる平野勝之監督と、俳優の鈴木卓爾、その他、ストリッパー早乙女宏美やストリップ演出家ジョウジ川上をゲストに、ストリップ小屋でしか掛からなかった幻の傑作(監督が転位21の山崎哲!)や、8ミリフィルム全盛期のPFF入賞作品を上映した。中でも平野監督の20代の傑作8ミリ『愛の街角2丁目3番地』(原作が大友克洋!)は同じく20代前半の園子温や鈴木卓爾らがオカマ姿でひたすらバカ騒ぎする怪作で、今年観た映画の中でもベストの1本。


4/3 『年忘れ 全日本赤犬歌謡祭』キャバレーユニバース(大阪・ミナミ)

新ボーカル、新体制になった赤犬は、その大人のスカムとも言うべき演奏はもちろん素晴らしいが、「お金よりも好きな事して生きて行く」という今や10代のガキでも誇大妄想だと信じて疑わない生き様を、同世代の彼らが貫いている、もうそれだけで泣けてくるのです!

 

4/16 男肉ド・ソレイユ「Jのとなりのオニク」

感動した!この日観たロロもミジンコターボも良かったけど、飛んだ()なんだろこの感動()冴えない男達が汗かいてリズム感悪く一生懸命踊る姿にめちゃくちゃ感動した!宮崎駿からトロンまで、とにかくどーでも良い話に感動したんだわ!

 

4/23 梅田哲也「はじめは動いていた」@artzone水が満ちるのを見つめていた、その贅沢な時間が全てだ。

 

4/30 快快「shibahama」@コーポ北加賀屋 

普通は数グループが集まってやるイベントを、たった1つの劇団がやってるって事に胸躍る。フィールドワークからフィードバック、女体盛り、ガチのリアルファイト、一攫千金の客同士の戦いなどなどなど、芝居+パーティーという知的でバカなすっげえ時間と空間。

 

5/5 小林賢太郎ライブ・ポツネン『SPOT』

最後に観客のほとんどが立ち上がって惜しみ無い拍手を。

いやあ、二度目でも鳥肌立ったわ。

 

523  ノールス01「宮沢章夫と若いヒト」

宮沢章夫×上田誠×杉原邦生

http://otonaart.jp/norus/2011/08/01/ノールス01/

どこかでこのトークの内容を文字にしたい。

 

5/28 ままごと「わが星」@伊丹アイホール

ずっと目に涙浮かべで胸いっぱいで後半を観てた。団地の光を『わが星』という夫婦のシークエンスや、地球の最後に走り込んでくる彼、「月ちゃん」再登場には涙腺決壊。

 

6/4 wktk vol.6「ヤマカン、大いに語る!!

ゲスト:山本寛

盛況に終了!『フラクタル』への思いと自分の限界を感じた話や、『私の優しくない先輩』のカメラマンとの信頼関係の話など、興味深い話は尽きず、めちゃくちゃいい感じで終了。成功を祝ってwktkチームで鴨川沿い『みんみん(王民王民)』で餃子打上げ。いやぁ良い夜やった。

 

6/11 KIKIKIKIKIKI『ぼく』@アイホール

作演のきたまりが集めた関西の座長・看板クラスの男性役者たちが、設問やルールの中で好き勝手に表現する大喜利のような2時間。役者たちの個性が際立ってるから、笑いで食い合ったり、大いに楽めた。東京でやれば関西演劇のショウケースとなるだろう。だがこの実験を経た先の段階こそが、いま関西演劇に足りない(東京に押されてる)部分だと思うので、展開編を望む。何故なら大喜利のようなコンセプトは、どこか『文系のコンタクトゴンゾ』みたいで面白いし、そこから立ち上がる『ぼく』の大きな力はないけど小さな未来は持っている男性象は震災以後に、今こそ表現されるべき軽やかにささやかに前向きに生きる男性象だと思えたから。シリアスな演出じゃなく『震災以後』に光を当てられている作品だと思う。是非、この先のビジョンを。

 

6/24 GEKKEN ALTERNA ART SELECTION -どこか、いつか、だれか-』市川タロ演出

全編にJLゴダールの記憶ただよう演劇で少し嬉しくもなり。しかし、まだまだユルい。つまり「決定的な瞬間を逃さないぞ」という危機感が薄い。しかし弱冠22才という事実に驚く。どうか決定的な瞬間を待てる残酷でタフな作家になって欲しい。

 

7/10 「おもいのまま」飴屋法水演出

前半は音尾さんと山中さんが怖かった。人間に見えない瞬間があった。後半、石田さんと佐野さんの立ち振る舞いに胸が熱くなった。前半はハネケ、後半は良質なアメリカ映画だった。我々は冷静な判断で最悪の事態を回避する事が出来る。最後の夫婦の姿が忘れ難い

 

7/11 『監督失格』

平野勝之監督、庵野秀明プロデュース、矢野顕子音楽、林由美香出演

『監督失格』は、間違いなくここ数年に流行したビデオカメラを使った日本的な私ドキュメンタリーの最高峰だと思う。このジャンルに携わる人々は、もはやカメラの前でカメラを意識する事が日常であり、業(カルマ)ですらある。

「何故カメラを回せるのか?」ではなく「何故カメラを回してしまうのか?」という業の深さが映っていて、それは哀しく可笑しい。

 

7/17 「ノールス」02  MONKEY MAJIKメイナードさん、ベベチオの早瀬さん、精華大の片木教授 震災復興鼎談

自分で言っちゃなんだけど、良い内容だった。震災の話を4ヵ月経ってようやく自分らの年代として、ちゃんと出来た。全てはキッカケを与えてくれたメイナードさん、素直さを思い出させてくれた早瀬さん、そして復興が今ようやくスタート地点に立った事を認識させてくれた片木教授に感謝

 

8/27 WIRE11@横浜アリーナ

最高過ぎて溢れんばかりいっぱい。巨大な音、光の洪水に個で向きあう。共感とか一体感とか関係ない。皆が自分で向きあう。それがフロアに大勢ひしめいて、たまに横の人と笑いあう。

・タサカ後半、アゲアゲの中にストイックなじわじわ胸に熱さが上がってくる音に、なんかもう泣きそう

・DUBFIREホンっトにヤバい...もう頭がおかしくなる...

・レインボーアラビア!ガイジン姉ちゃんがゆるいボーカルの「neco眠る」みたいなバンド()!!ドラマーが裸足()難破ベアーズか!!

・イトウタカアキ(赤犬の人と同姓同名)、仙台から来たDJ。昔の田中フミヤみたい!男臭くて重たいストイックなプレイがシビレるわ

・卓球でまもなくテッペン越え!激シブでアゲアゲ!アシぃぃぃっドぉぉぉぉぉぉ!「A RAY OF HOPE FOR EVERYONE!」のメッセージで涙

・御大バムやん!アゲアゲデジデジド派手!ウェスト・バム、やっぱ最高!デトロイトテクノに比べ、どっちかと言えばメタルっぽいジャーマンテクノ。その御大バムやんは、音が悪魔っぽいのに本人は愛嬌たっぷりという、小悪魔。

・dOP登場。ピンク照明+セクシーボイス+腰振りダンス+ムーディーな音=ちょ~ダサい()ダサすぎて感動的!イカス!()卓球はどこでブッキングしてくるんや!

・覆面2人組スナッフ・クルー。デジデジピュンピュンウネウネのオールドスクールしっぶ!

・アゴリア!ロッキンテクノDJ!めっちゃアゲアゲ!

・カール・クレイグがずっと気が狂った音を出し続けてる。仮面をかぶって、変な映像バックに...これ朝5時のライブじゃねーぞ()

・ラストのレン・ファキ!凄シブっ!朝7時までラストダンス!

 

8/31 劇団子供鉅人「バーニングスキン」

素晴らしかった。今まで観た子供鉅人の中で最も強度があった。細部が鍛え上げられていた。全てにパキッとピントがあってる感じ。だからイメージがより強く残る。そのイメージと次に来るイメージがぶつかり合い、重低音のグルーヴが生まれる。見逃した人は悔やんでヨシ。複数の幕が開いたり閉じたりする度に奇っ怪な人物や風景が入れ替わる様を観て、作演の益山貴司は演劇そのものが持つプリミティブな快楽がホント好きなんだなぁ~と共感した。僕も映画のそれが好きだから。ちなみに「小演劇に慣例的にある快楽原則ぽいもの」は僕は好きじゃない。

 

9/24 KUNIO『エンジェルス・イン・アメリカ』@京都芸術センター

正午から5回の休憩を挟んで終了時間は夜9時半!8時間に及ぶ長い舞台だけどアッという間の面白さ!いい役者を揃えていて、話も面白いし、空間演出がスムーズで力強い。この規模の事を小劇場でやれるなら、誰か彼に大舞台を用意した方がいい。

田中遊と田中佑弥は本当に素晴らしかったが、他にも四宮章吾など力ある役者が揃う中で、コントみたいに異物感を放ちつつ、その意外な美声で物語を浄化させた池浦さだ夢が僕の裏ベスト。

 

10/4 劇団 壱劇屋『6人の悩める観客』

若い劇団で勢いは感じるし、着眼点は買うが、全体的に細部がぼやけている。それは演出が行き届いていないのと、設定が突き詰められていないから。それは甘えだと思う。だが制作中に外部の人間が俯瞰的に意見を言ってあげれば「伸びしろ」はいっぱいある劇団。

 

10/5 岡崎藝術座「街などない」

アフタートークで杉原邦生くんが言ってた通り、充足しないままずっと観ちゃう作品。僕の印象では、中原昌也さんが小説を書くのが嫌だという事を小説に書くように、演劇をするのが嫌だとでも言うような演劇(笑)下手すれば退屈。だが頭を『?』いっぱいにしながら楽しんだ。

 

10/8 維新派「風景画」@池袋

徹底的にミニマル。攻め過ぎ!

 

10/15 サターン@なんばハッチ

・想像してたけど生ジェームズブレイクは普通()

・DJクラッシュ始まってすぐもうヤバい、あっち側の音、鳴り響いとる

・EYEの超ハイテンションDJ!相変わらずカラフルやなぁ

・まりんがハラカミさんのJOYを演奏した。空気が変わる。突然知らない隣の女の子が『なんでみんな大人しいの?』と聞いてきたので『死んだからかな』『死んだらイエーって言わないの?』『いやそんな事はないよ。』周囲に居た数人でイエーと叫んだ

・卓球でラスト、最高だった。

 

10/16 石橋義正(キュピキュピ)『伝統芸能バリアブル』

3D映像と舞台の融合に『へーっ、ほーっ』。あと、『電波少年』に女先生として出てた浪曲師にグッときた。ゴージャスなショー!

 

10/20 宮沢章夫『トータルリビング』

最後、泣きそうになった。風が吹いてたなぁ、すぅーっと。自由さとか喪失感とか色々な感覚が一気に来た。成熟なんてクソ喰らえだ。そういう勇気を宮沢さんに貰った。

 

11/3「木野祭」京都精華大学(京都・岩倉)

何度か観てるはずのボアダムス。ギター11人、ベース4人、ドラム6人(しかも台車で会場内を移動する)にも興奮したが、何より、このバンドが誕生した時にはまだ精子ですらなかった学生達が、もみくちゃになって発狂してる姿に興奮した。この2週間前のなんばHatchSATURN」ではフロアが30代前後ばかりだったので、何か嬉しくなったのだ。未来へ繋ぐ為にひたすらダイブ製造機として彼らを空へと飛ばしてやった。

 

11/24 『バッドルーテナント』

めちゃくちゃ面白かった!!理想のピカレスクロマン(悪者映画)死体の横で踊る男など、デタラメな楽しさと悪意に溢れたロマンチックな傑作!

 

12/8 木ノ下歌舞伎『夏祭浪花鑑』

白神ももこ演出、木ノ下裕一監修、杉原邦生美術

「歌舞伎を現代演劇として演出」するコンセプトからは想像以上のお祭り感で、舞台は幕開けから陽気に進む。が、安心して観ているとクライマックスで待つ「とぐろ」に黒々と巻かれるだろう。松尾恵美と殿井歩の二人世界は圧巻。篠田正浩監督のATG映画『心中天網島』のラストを思い出した。そうなのだ。黒子は真っ黒で、舞台上を終幕のベクトルへ向けて進行させていくのて、時に死神のように見える。今作でも、身体性を持ち始めた黒子達のたちの悪い大騒ぎに息を飲んだ。

 

12/10 ナイロン100°C『ノーアート・ノーライフ』@梅田シアタードラマシティ

1000人くらいの客席がほぼ埋まっているのに、慣れない僕は先ず驚く。演劇観出して約1年。この規模の舞台は初めてかも。で、初のケラさんの舞台。駄目な自称芸術家の日本人たちが集まるパリの店を舞台にした人間模様。牧歌的な一幕目と、その二年後の殺伐とした二幕目のギャップが緩やかにドラマを盛り上げ、三時間の上映時間を感じさせない。もちろん常に笑いがあり、楽しいのだが、同時に、こうやって無意味に浮かれて歳を重ねた時のツケの怖さも描かれている。千人を満足させる演劇ってタフだ。

 

12/17 コンタクト・ゴンゾ@伊丹アイホール

総勢20名ほどの男女がスタイリッシュに殴りあう本気の戦争ごっこ。意味不明な兵器の数々、謎の挑発映像が感動的なほどアホで笑った。

 

12/20 富田克也監督『サウダージ』

テクやメロや美声じゃない、パンクはアティテュードだ、という事だ。それがわかる映画。

 

12/23 ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』 

ビックリするほど甘酸っぱい初恋の話。ミア・ワシコウスカが可愛すぎて、キスシーンとか観てて照れ臭い。デニスホッパーの息子が主演、加瀬亮が軍服姿。ハリス・サヴィデスのカメラは今回は大人しいかな。

 

12/24 劇団ヘルベチカスタンダード

http://www.wonderlands.jp/archives/19729/

 

12/25 『リミッツ・オブ・コントロール』ジャームッシュ

贅沢で大胆な時間の流れ。活劇のカメラ。クリストファー・ドイルの光。古典的なほど活劇の予感をさせるカメラ、小道具、ロケーション。フラメンコの手つきと太極拳の手つきから最後のあんな大胆な省略をしてのけるなんて、カッコ良すぎ!映画だから出来る事をやってる。

 

12/26 『ブンミおじさんの森』アピチャッポン・ウィーラセタクン監督

森の日常、アジアの風景の中にふっと入り込む人口甘味料のような怪異・精霊たち。死を迎える事を不思議で何処かユーモラスな出来事が静かに彩る。物語的には似た話を考えてたのでこんな方向もあるのかと。

 

12/28 「ナイト&デイ」マンゴールド監督

めちゃくちゃ面白かった!アバンタイトルでKNIGHTのフィギアからキャメロン・ディアスにフォーカス・インするカットでもうニヤリ。キャメロンディアスの言葉にトムクルーズが弾丸の中を歩いて来て(何故か当たらないというギャグ)キスするシーンはほんと「ひゅー」って感じで良かった。脚本も良かったなぁ。想像してたよりデタラメで良かった。

 

12/29 『CUT』ナデリ監督

予想以上に胸か熱くなった。変な映画。西島秀俊がドニ・ラヴァンに見えた。あのリングとバーカウンターと奥に組長の部屋があるセット、良かったなぁ。映画のセットだよなぁ。常盤貴子が観る監視モニターの位置とか、ヴェンダースっぽい構図。予算を抑えるため舞台数が少ないのにそれを感じさせないのはあの広いセットだ。あんなデタラメなクライマックスなのに感動してしまった。東京の寓話。東京の夢。


12/30 『310分、決断のとき』マンゴールド監督

前半は「思った以上に地味だなぁ」と観ていたら、駅のある町に着いてからが怒濤の展開で良かった。二人が心を交わす理由が疎外された男の意地みたいな曖昧なものなのも良い。そして西部劇の決定的瞬間は簡潔な描写に尽きる。

演劇レビューサイト「ワンダーランド」の企画【振り返る 私の2011】に参加しました。
少ない観劇本数だし、未だマームとジプシーを観れていないし、の関西のイチ演劇ファンの意見です。

演劇レビューサイト【ワンダーランド】に感想を寄稿しました。


http://www.wonderlands.jp/archives/19729/

ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』 

ビックリするほど甘酸っぱい初恋の話。ミア・ワシコウスカが可愛すぎて、キスシーンとか観てて照れ臭い。デニスホッパーの息子が主演、加瀬亮が軍服姿。ハリス・サヴィデスのカメラは今回は大人しいかな。

『リミッツ・オブ・コントロール』ジャームッシュ

贅沢で大胆な時間の流れ。活劇のカメラ。クリストファー・ドイルの光。古典的なほど活劇の予感をさせるカメラ、小道具、ロケーション。フラメンコの手つきと太極拳の手つきから最後のあんな大胆な省略をしてのけるなんて、カッコ良すぎ!映画だから出来る事をやってる。

 『ブンミおじさんの森』アピチャッポン・ウィーラセタクン監督

森の日常、アジアの風景の中にふっと入り込む人口甘味料のような怪異・精霊たち。死を迎える事を不思議で何処かユーモラスな出来事が静かに彩る。物語的には似た話を考えてたのでこんな方向もあるのかと。

 「ナイト&デイ」マンゴールド監督

めちゃくちゃ面白かった!アバンタイトルでKNIGHTのフィギアからキャメロン・ディアスにフォーカス・インするカットでもうニヤリ。キャメロンディアスの言葉にトムクルーズが弾丸の中を歩いて来て(何故か当たらないというギャグ)キスするシーンはほんと「ひゅー」って感じで良かった。脚本も良かったなぁ。想像してたよりデタラメで良かった。

 『CUT』ナデリ監督

予想以上に胸か熱くなった。変な映画。西島秀俊がドニ・ラヴァンに見えた。あのリングとバーカウンターと奥に組長の部屋があるセット、良かったなぁ。映画のセットだよなぁ。常盤貴子が観る監視モニターの位置とか、ヴェンダースっぽい構図。予算を抑えるため舞台数が少ないのにそれを感じさせないのはあの広いセットだ。あんなデタラメなクライマックスなのに感動してしまった。東京の寓話。東京の夢。

310分、決断のとき』マンゴールド監督

前半は「思った以上に地味だなぁ」と観ていたら、駅のある町に着いてからが怒濤の展開で良かった。二人が心を交わす理由が疎外された男の意地みたいな曖昧なものなのも良い。そして西部劇の決定的瞬間は簡潔な描写に尽きる。

12/8 木ノ下歌舞伎『夏祭浪花鑑』

白神ももこ演出、木ノ下裕一監修、杉原邦生美術

「歌舞伎を現代演劇として演出」するコンセプトからは想像以上のお祭り感で、舞台は幕開けから陽気に進む。が、安心して観ているとクライマックスで待つ「とぐろ」に黒々と巻かれるだろう。松尾恵美と殿井歩の二人世界は圧巻。篠田正浩監督のATG映画『心中天網島』のラストを思い出した。そうなのだ。黒子は真っ黒で、舞台上を終幕のベクトルへ向けて進行させていくのて、時に死神のように見える。今作でも、身体性を持ち始めた黒子達のたちの悪い大騒ぎに息を飲んだ。

10/20 宮沢章夫『トータルリビング』

最後、泣きそうになった。風が吹いてたなぁ、すぅーっと。自由さとか喪失感とか色々な感覚が一気に来た。成熟なんてクソ喰らえだ。そういう勇気を宮沢さんに貰った。

10/5 岡崎藝術座「街などない」

アフタートークで杉原邦生くんが言ってた通り、充足しないままずっと観ちゃう作品。僕の印象では、中原昌也さんが小説を書くのが嫌だという事を小説に書くように、演劇をするのが嫌だとでも言うような演劇(笑)下手すれば退屈。だが頭を『?』いっぱいにしながら楽しんだ。

9/24 KUNIO『エンジェルス・イン・アメリカ』@京都芸術センター

正午から5回の休憩を挟んで終了時間は夜9時半!8時間に及ぶ長い舞台だけどアッという間の面白さ!いい役者を揃えていて、話も面白いし、空間演出がスムーズで力強い。この規模の事を小劇場でやれるなら、誰か彼に大舞台を用意した方がいい。

田中遊と田中佑弥は本当に素晴らしかったが、他にも四宮章吾など力ある役者が揃う中で、コントみたいに異物感を放ちつつ、その意外な美声で物語を浄化させた池浦さだ夢が僕の裏ベスト。

8/31 劇団子供鉅人「バーニングスキン」

素晴らしかった。今まで観た子供鉅人の中で最も強度があった。細部が鍛え上げられていた。全てにパキッとピントがあってる感じ。だからイメージがより強く残る。そのイメージと次に来るイメージがぶつかり合い、重低音のグルーヴが生まれる。見逃した人は悔やんでヨシ。複数の幕が開いたり閉じたりする度に奇っ怪な人物や風景が入れ替わる様を観て、作演の益山貴司は演劇そのものが持つプリミティブな快楽がホント好きなんだなぁ~と共感した。僕も映画のそれが好きだから。ちなみに「小演劇に慣例的にある快楽原則ぽいもの」は僕は好きじゃない。

7/11 『監督失格』

平野勝之監督、庵野秀明プロデュース、矢野顕子音楽、林由美香出演

『監督失格』は、間違いなくここ数年に流行したビデオカメラを使った日本的な私ドキュメンタリーの最高峰だと思う。このジャンルに携わる人々は、もはやカメラの前でカメラを意識する事が日常であり、業(カルマ)ですらある。

「何故カメラを回せるのか?」ではなく「何故カメラを回してしまうのか?」という業の深さが映っていて、それは哀しく可笑しい。

7/10 「おもいのまま」飴屋法水演出

前半は音尾さんと山中さんが怖かった。人間に見えない瞬間があった。後半、石田さんと佐野さんの立ち振る舞いに胸が熱くなった。前半はハネケ、後半は良質なアメリカ映画だった。我々は冷静な判断で最悪の事態を回避する事が出来る。最後の夫婦の姿が忘れ難い

シナリオシンポ.jpg



【日中 シナリオ シンポジウム】

映画の世界・シナリオライターを志す者、集まれ!
日本と中国のシナリオ作家、監督、プロデューサーが京都に集まる!

【日本人パネリスト】
柏原寛司 (脚本家・映画監督「傷だらけの天使」「名探偵コナン」) 
西岡琢也 (脚本家「ガキ帝国」「沈まぬ太陽」) 
荒井晴彦 (脚本家「赫い髪の女」「ヴァイブレータ」) 
加藤正人(脚本家「クライマーズ・ハイ」「日本沈没」)
白鳥あかね(脚本家「わたしのSEX白書 絶頂度」「折り梅」) 
高山由紀子(脚本家「メカゴジラの逆襲」「真幸くあらば」) 
林海象 (脚本家・映画監督「夢みるように眠りたい」「私立探偵 濱マイク」) 
向井康介(脚本家「リンダリンダリンダ」「マイ・バック・ページ」) 

【中国人パネリスト】
柳秀文(中国映画人協会 事務総長)
寧才(映画「額吉」監督)
黄丹(北京映画学院学部主任、映画監督、プロデューサー)
肖風(広西映画撮影所 映画監督)
汪暁志(八一映画撮影所研究者)
孫崇磊(中国映画人協会 対外連絡部主任)
李小燕(中国映画人協会 映画テレビ創作部主任)
熊穎俐(浙江省映画人協会 事務総長)

司会:寺脇研(映画評論家)

12月16日(金) 
会場:京都造形芸術大学本校舎 映像ホール(B1)
10:30-12:05 『大鹿村騒動記』上映 ※英語字幕付き
13:30-15:00 シンポジウム①
 テーマ作品「大鹿村騒動記」(脚本:荒井晴彦・阪本順治 企画・監督:阪本順治) 
15:00-16:30 シンポジウム②
 「新しい才能の発掘と育成」

12月17日(土) 会場:京都造形芸術大学 高原校舎 試写室
10:30-12:10 「額吉」(日本語名「我が大草原の母」)上映 ※日本語字幕付き
13:30-15:00 シンポジウム③
テーマ作品「額吉」(日本語名「我が大草原の母」脚本:羅剣凡 監督:寧才)
15:00-16:30 シンポジウム④
 「日中シナリオシンポジウムの今後の展望」

※各回定員100名・先着順

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12/02


朝、〆切のシナリオをメールで送って、関空へ。

京造大映画学科長の林海象さんと待ち合わせ、函館空港へ向かう。

初の北海道。約2時間と、韓国よりフライト時間が長い。

機内雑誌に飽き、窓側だったので地図を手に眼下の景色を見る。

「あの湖が十和田湖かぁ」とか退屈しない。

八甲田山はやっぱり白かった。

 

 

北海道に近づいた時、眼下の雲に飛行機の影が映り、それを囲むように虹のような光が丸く輝いていた。ブロッケン現象というのだそうだが、吉兆に思えて嬉しい。(そう言えば、関空行きの途中で急に思い立って年末ジャンボ宝くじを買った。それ、当てて下さい、虹の人。)

 

 

函館に着き、荷物を置きにホテルへ。なんとツインに一人で広々宿泊。幸先良い。

ところが合流予定の学生・坂井が電話しても繋がらない。大丈夫かと思っていたら、ようやく着信。「港に着きました...寒いです...

飛行機代が高いので、坂井は寝台列車と青函連絡船に乗って24時間くらいかけて来たのだ。

 

 

という事で会場の金森ホールで坂井と待ち合わせ。

赤レンガ倉庫を改造した雰囲気の良い会場で、オープニング上映の

森田芳光監督『僕達急行 列車で行こう』を観る。

松山ケンイチ・瑛太W主演の、[釣りバカ日誌]ならぬ[鉄道バカ日誌]。

鉄道オタクのサラリーマン(松山)と不景気に喘ぐ部品工場の二代目(瑛太)が巻き起こす、恋に仕事にてんやわんやの牧歌的ドタバタ喜劇。森田演出は学生映画一歩手前ギリギリのチープさを狙っていて(たぶん)、正直、かなり変な映画。普通、この手の変な映画は「ここ、笑っていいのかな?」という困惑が会場に起こるが、函館のお客さんは結構素直に笑っていた。

 

 

終映後に開会式と、シナリオ大賞の授賞式。海象さんはこれの審査員なのだ。ここのシナリオ大賞を初めて知ったのだが、映画化を目的としたシナリオに300万円の賞金が与えられ、過去に『パコダテ人』『オー・ド・ヴィ』『狼少女』『うた魂』『おと・な・り』等が制作・公開されているという有言実行ぶり。凄い。

今年は山崎佐保子さん『あんぽんたんとイカレポンチキ』園田新さん『リアルファミリー』がグランプリ。羨ましい。

 

 

その後のパーティー会場内で坂井と二人、翌日の京造大の上映チラシを配りまくる。終わって『g』というアットホームなお店で2次会。海象さんと、フジテレビゼネラルプロデューサーで映画プロデューサーの河井信哉さん、脚本家の加藤正人さんらと飲む。

加藤正人さんはピンク時代からのファンで、僕が「『シャボン玉伝説』が好きです」と伝えると、かなり驚いていた(笑)

河井さんは『私をスキーに連れてって』(好き)『彼女が水着に着替えたら』(大好き)というホイチョイ映画を始め、岩井俊二監督『Love Letter』『スワロウテイル』、エドワードヤン監督『ヤンヤン 夏の思い出』、園子温監督『愛のむきだし』等を手がける敏腕プロデューサー。凄くビジネスライクな人かと思ってたら、全然そんな事なく、むしろ温かく映画熱のある方。

この日、ホテルの部屋に帰ったのは朝3時くらい。

 

 

 

12/03

 

ホテルの朝食が豪華なビュッフェで驚く。イカ、イクラ、サケなど魚介類が豊富な上にじゃがバタ、ステーキ丼まである。もちろん旨い。もう腹一杯食べた。幸せだ。

 

 

12時からはじまる京都造形芸術大学の上映会場に向かう。坂井のチラシ効果もあって、業界関係者も多く来て下さり、早い時間なのに会場はいい感じの客入り。とりあえずホッと安心。河井プロデューサーも、シナリオ大賞の皆さんもお越し下さった。感謝感激。

 

 

上映後のトークでは、坂井の「役者に好きにやらしちゃ駄目でしょ」という大物発言と、海象さんの「性なんてどーでもいいじゃん」発言(そして直後の、何故ベッドシーンが嫌いかの理由)で爆笑が起こって、まぁ成功だったと思う(笑)

 

 

その後、海象さんと二人で、海象さんお勧めの老舗の塩ラーメンを食べに行く。あっさり旨い。まるで大阪の美味しいうどん屋の出汁みたい。勢いがつき、ビールとチャーハンを頼み、気がつけばそれぞれ1瓶空けてた。昼酒最高!

 

 

そして上機嫌で金森ホールへ。

山下敦弘監督『マイ・バック・ページ』

山下監督が円熟した演出に挑み、一皮剥けた印象。役者の芝居を抑え気味に丁寧に撮り、登場人物に重みがある。ニューシネマっぽい。しかしその長所が、後半に行くほどやや冗長になってしまうという短所に変わってる、と思った。そのせいでサスペンス的なワクワク感も薄れ、個人的には成功作とは言い難い。だが、同世代でこういう挑戦は尊敬に値する。山下監督はこれを過渡期として、またステージを上げるのではないか? 素直にそう感心した。

 

 

雨と風でロープウェイが運行中止となり、パーティー会場だった山頂のホールは急遽、別の会場へ変更。雪の函館を見たかったが、雨と横風の函館とは...

昼酒で睡魔に襲われた海象さんはホテルに戻り、僕と坂井でパーティー会場へ。坂井が河井プロデューサーに感想を聞き、それをキッカケに話し込む。シナリオ大賞の山崎さんも輪の中に入って来て、気がつけばお開きの時間。河井さんの話は面白い。坂井は頑張って函館まで来て良かったな。身のある時間だった。

 

 

で、また2次会は『g』。篠原哲雄監督に「『YOUNG & FINE』が一番好きです」と伝えると驚かれた(笑)このパターン、2度目。

大森一樹監督が誰かに大声で絡まれてたり、エロ短歌の本を出してる女優のお姉様に口説かれかけたり(と勝手な思い込みw)、夜中に目覚めた海象さんがやって来たり、大騒ぎの楽しい夜。『g』は鈴木清順の著書が並んでいたり、トム・ウェイツがBGMでかかっていたりする居心地良い店で、気がつけば朝5時前。同じホテルに泊まるシナリオ大賞受賞の山崎さんが熱い人で、部屋に入るまでロビーで色々話し込む。月刊「シナリオ」に受賞作が掲載されるらしく、これは読もうと思う。

 

 

 

12/04

 

文化庁の映像支援機構VIPOが主催する「若手映像作家育成プロジェクト(ndjc)」の2011年度のプログラムを観る為に早起きして、豪華な朝食は諦めて(ギリギリまで寝てた)、十字街シアターへ。

会場には坂井はもちろん、シナリオ大賞の皆さん、それに朝食のパンを片手に河井プロデューサーも来場。この人のフットワーク、凄いな。

 

 

このプログラムが、僕がこの映画祭で観た中で一番面白かった。

 

『曇天クラッシュ』監督:高橋康進

『逆転のシンデレラ』監督:藤村享平

『おとこのこ』監督:松永大司

RAFT監督:三宅伸行

『動物の狩り方』監督:森英人

 

 

全て短編だが、シナリオも良いし、撮影も役者もレベルが凄く高い。

06年~08年まではndjcを観ていたが「自主映画の監督が予算を貰えて撮った短編作品」という感じで、それはそれでもちろん良い作品もあったし、好きなのだが、今はもう商業作品、または世界で勝負出来る作家作品を目指して、まっすぐ向いている感じ。レベルが半端無く高い。

 

 

特に『逆転のシンデレラ』のブラックだけどバランスの取れたイケイケの脚本と小気味良くドライブして行く演出には舌を巻いたし、『おとこのこ』『動物の狩り方』のそれぞれ少年・少女の世界と向き合う瞬間に向ける残酷だが血の通った作者の視点には感銘を受けた。

VIPOは映像作家を育てる事に本気になってて本当に頭が下がる。マジで早起きして良かった。京造大の図書館にはndjcDVDを置いて欲しい。(あるのかな?)

 

 

山崎さんらと再会の約束をし、バタバタと函館空港に向かう。

空港では大阪で待つ同居人にバターサンドやROYCEのチョコポテチを購入。急いで飛行機の中へ。機内でようやっと海象さんと再会し、離陸。

旅行に行くとハシャぐ僕だが、この2泊の睡眠時間は足しても5時間にならないだろう。

ホウ・シャオシェンの大好きな映画『南国、再見南国(邦題:憂鬱な楽園)』をもじって、『北国、再見北国』と小さく呟き、睡魔に誘われるまま眠りに落ちた。