2011年2月アーカイブ
1月23日/30日
京都造形芸術大学 映画学科合評会
今年も1月はゼミ生たちのケツを叩いて、なんとか合評会に間に合った。
西尾ゼミは2本。どちらも初めて映画を撮った喜びに溢れる佳作。
村部遼監督『ナチョフ同志』はとっても素直な青春ファンタジー。ラストの可愛らしい1シーン1カットは、技術こそまだまだだけど、しっかり感情がこもってて泣きそうになった。実際、合評会に参加していた学生数名からも「泣いた」という感想を貰った。
もう1本の坂井圭絵監督『ラブホテル』も70年代の日本映画のような屈託した青春映画で、編集が少し長いのが難点だが(これから映画祭応募に向け、切るらしい)、これも良かった。
上映後のベンチで、学科長の林海象監督と教授の東陽一監督が、両作品のシナリオを手がけた坂井圭絵をかなり褒めて下さった。良かったな〜坂井!
去年のゼミ生だった柴田有磨も格段のスキルアップを見せてくれて、なんだか嬉しい合評会となった。いやぁ、1年間京都まで通って良かったと思ったわ。
ちなみに今年も西尾ゼミの2作品は、京都三条アートコンプレックス1928で上映会を開く予定です。3月最終週の予定。またここで告知します!
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M☆3『こいのいたみ』@伊丹アイホール
以前、飲みの席でご一緒して「クレバーな人だなぁ」という印象を持った杉原邦生氏が演出するというので、伊丹までいそいそと観に行った。
劇場内に入ると、簡素な舞台の上にこれまた簡素な椅子とテーブルが置いたあった。「あれ、以外と普通に演劇っぽいのね」と思って座ったが、これが罠だった。その椅子とテーブルは開演の音楽と同時に天井へ飛んで消えてしまったのだ。
「え!これ、ギャグじゃん!ヤラレター!」そこからはニヤけ顔が止まらない。ナンセンスなギャグの応酬が常に演劇に言及しており、知的でスマートで痛快だった。舞台空間も、クラブから野外劇場にまでコロコロと変化を見せ(って簡単にいうけどw ビックリした!)、歌と踊りからチェルフィッチュのガチなパロディまで飛び出した。もう攻撃的すぎる!しかも底には厳しい現実認識もある。映画で言うと、大島渚のアイドル映画や60年代のゴダールにも似た構造的ギャグ作品だ。
そして、杉原氏が京都で手がけた演劇企画【HAPPLAY♥】に対する自分自身の回答とも思えた。マレビトの会やdots、木ノ下歌舞伎などの京都に縁深い役者を使い、「京都の身体とは何か?」「今、東京とは違う、京都で同世代の演劇人で出来る事とは何か?」という批評と宣言を同時に行っていた。
文学的なテーマを避けつつ、演劇表現の中でこそ思考すべきだという姿勢に、そしてそれを僕のような演劇素人でもエンタメとして楽しめる演出の手さばきと腕力に感服した。
次の名古屋でのKUNIO08『椅子』も楽しみだ。
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『とまる。』鼎談
お相手
橋本裕介氏(キョウトエクスペリメント)
杉原邦生氏(HAPPLAY)
沢大洋氏(京都学生劇団演劇祭)
京都の演劇フリーペーパー『とまる。』で、上記のガチな演劇人3名と鼎談をしました。3時間半も語った内容が、編集長である高田斉氏の英断で、文字と写真を小さくしてほぼ全文掲載されています! パンクな雑誌だ(笑)
京都エクスペリメントという演劇祭と京都の演劇状況を色々語っていますので、興味ある方は手に取って下さい。2月初旬に京都の演劇関係のアチコチで配布されます。是非〜。