西尾孔志

20100605 CO2夜話 第5夜

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第5夜 草苅勲に惚れない為に

#co2ex 今日もつぶやきます「CO2夜話」。今日は草苅兄さんの話。 

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#co2ex 草苅勲監督は今年のCO2の監督の中で唯一、大学や専門学校で映画を学んだ事のない、独学の人である。元々、草苅さんは劇団に所属し、演劇をやっていた。独学で演劇出身といえば第5回の「それはそれ、」甲斐博和監督もそうだった。 

#co2ex 昨年の甲斐博和監督の時も思ったが、演劇畑の人が撮った映画というのは、映画を勉強して来た監督がやらないような、例えば「王道やベタすぎて照れくさいから敢えて避ける」というような事を、堂々とやったりする。そしてそれが時に強さになる。 

#co2ex また、彼らは映画への憧れもあり、「映画ってこういうカッコいい事できちゃうでしょ?」という演出をシレッとやったりする。映画を頭で考えて来た人には、その「シレッと」がなかなか出来ない。 

#co2ex 今回の草苅勲監督の3本は、それぞれ微妙にタッチが違う。最初の「盗賊ブギ」はこれでもかというクドさで笑いを取るコメディだ。この1本で「お腹いっぱい満足」な人もいれば、「あぁ、こういう系ね」と分かった気になる人もいるだろう。しかし続く「金の魚の目」で予想は裏切られる。 

#co2ex まさに「シレッとカッコ良く」やらかすのだ。さっきまで鼻メガネの宴会部長をしてた男と、ふと目が合った瞬間、その真顔に「あれ、この人、よく見ると男前じゃん」と恋に落ちるように、草苅監督こそひょっとして本命なんじゃねーの?とアナタは思うかも知れない。 

#co2ex しかし草苅勲監督は実際シャイな男だ。CO2助成作品「ゴリラの嘘」では、またマヌケな顔しておどけて見せる。 

#co2ex だが「ゴリラの嘘」は、お馬鹿な振る舞いの隙間から男臭い草苅監督の真顔がちょくちょく覗く。何というか、北野武が時折見せるような、喜劇人特有の寂しい微笑みが、このコメディに魅力的な影を落としている。 

#co2ex 草苅勲というシャイだが真面目な男に会いに来て下さい。きっと嫌いじゃないと思うんだ。  

6/17 21時~ 
@池袋シネマロサ  
ゲスト:花堂純次(監督 TVドラマ「愛の嵐」「華の嵐」)

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